【村上隆】Murakami.Flowersとは?NFTプロジェクトの特徴や入手方法を解説!

MURAKAMI.FLOWERS(村上フラワー)

こんにちは、NFTおたくです。

今回紹介するのは「Murakami.Flowers」というNFTプロジェクト。

日本語での情報がほとんどないため、公式サイトの情報を元に、どのようなプロジェクトなのかを簡単にまとめてみました。

細かい説明とかは良いから「すぐにMurakami.Flowersの買い方を知りたい!」って人は下のボタンから飛べます!

目次

Murakami.Flowersとは?

MURAKAMI.FLOWERS(村上フラワー)

Murakami.Flowers is a work in which artist Takashi Murakami’s representative artwork, flowers, are expressed as dot art evocative of Japanese TV games created in the 1970s. The work is being developed with the number 108 as the keyword; a combination of 108 backgrounds and flower colors make up a field, and there are 108 fields. Each field has 108 flower images, resulting in 11,664 flower images in total. The number 108 is a reference to bonnō, or earthly temptations.

Murakami.Flowers NFTs are subject to the Collector Terms available here: https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/collector.html. If you buy a Murakami.Flowers NFT, you do not receive commercial rights in the corresponding artwork.

©Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

引用:Murakami.Flowers Official OpenSeaページ

Murakami.Flowersは、アーティスト村上隆の代表的な作品である花を、1970年代に制作された日本のテレビゲームをイメージしたドット絵で表現した作品です。108という数字をキーワードに展開しており、108の背景と花の色の組み合わせで1つのフィールドを構成し、108のフィールドが存在します。各フィールドには108枚の花の画像があり、合計で11,664枚(108×108)の花の画像があります。108という数字は、この世の誘惑である「煩悩」にちなんでいます。

配布の流れは、以下のようになります。

  • 友人・家族
  • ホワイトリスト
  • 一般販売
  • ラッキー727の証明
  • ゼンナンバープルーフ
  • 煩悩の証明

ホワイトリストは、RTFKTのClone X with Murakami Dripをお持ちの方を中心に構成され、その数は3,000名にのぼります。また、村上製作所関連のホワイトリストが500件、フレンズ&ファミリーが500件となります。ホワイトリストとフレンズ&ファミリーを合わせて、4,000個を用意する予定です。(ホワイトリストとフレンズ&ファミリーの分配後の未受領分は、公売で提供します)。

その後、6,751個を抽選でPublic Saleに出します。

そして、村上隆のラッキーナンバーである727のプルーフ。その後、「禅数証明」は78、「盆栽証明」はこの世の誘惑の数である108となります。この最後の2つは、いつか機が熟したときにリリースするつもりです。

購入は、MetaMaskウォレット1つにつき1花までとさせていただきます。リリース時には、それぞれ「種」として配布し、パブリックセール後のリベール時に花に進化(換金)させることができるようにします。シードがどの花に進化するかは、公開されるまでわかりません。

ピンク&ホワイトの108種類の花のデザインは、2021年3月にこのプロジェクトの最初のイテレーションから生まれました。当初はOpenSeaでオークション形式で公開しようとしましたが、独自コントラクトを用意することができなかったため、削除してしまいました。

この最初の108デザイン、Pink & White 1から108までのグッズや版画、絵画をすでに制作しており、それぞれにQRコードまで割り当て、前述の私の旧OpenSeaプロジェクトと連動させています。これらはすべて一世代前の出来事と考え、そのままタイムカプセルとして残しておくつもりです。ただ、展覧会などを通じて認知された後、まだ欲しいという人がいれば、そのときに販売することを検討するかもしれません。

手始めに、2022年5月にNYのマディソンアベニューにある世界トップの現代アートギャラリー、ガゴシアンで展覧会を開催します。NFTアートの世界の同胞であるRTFKTとのコラボレーションプロジェクト「Clone X」をベースにした作品や、M.Fのリアルペイントなど、フィジカルな作品を展示する予定です。また、その際にサロンやクラブイベントなどを通じて、直接出会える機会を作りたいと考えています。

Murakami.Flowersのロードマップ

Vision and Values

Murakami.Flowers(以下M.F)は、アーティスト村上隆が2000年に提唱した「スーパーフラット」という理論に基づき、活動しています。スーパーフラットとは、太平洋戦争の圧倒的な敗北から77年の間に日本が生み出した文化概念のことです。ポップと対極にある概念である。スーパーフラットとは、敗者による社会構築の美学的概念である。戦後の文化構造において、勝者が社会の正義を規定する構造を確立できない日本は、代わりに反ピラミッド型のヒエラルキーを確立したのである。日本のマンガ、アニメ、「ライトノベル」の物語形成の根底には、この、勝者を全面的に支持することができない、という一見ネガティブな感覚があるのだ。しかし、この負の美学における逆転の発想が、国境を越えた普遍的な美の構造を作り上げたとも言えるかもしれません。
この作品に日本的なイメージが多く散りばめられているのはそのためです。
敗者にもまた、彼らの主張があり、美の思想があるのです。そんな風景をこのプロジェクトで可視化できればと思います。

Community

M.F.は、私がこれまで属してきた現代美術の世界と、新しいNFTアートやデジタルアートの世界を繋ぐ世界観を生み出そうとする試みです。私が30年以上アートマーケットの最前線で培ってきた技術を、100年後、200年後の未来のアート界でも通用するような手法で、NFTアートを制作していきたいと考えています。

Metaverse

メタフィクションの「メタ」に関連付けて、メタヴァースの「メタ」を考えています。メタフィクションの「メタ」とは、それがフィクションであることを意図的に(自己言及的に)読者に意識させることによって、フィクションと現実の関係に疑問を投げかける構造のようですが、それは物語のマトリョーシカのような入れ子構造を思わせ、そのメタ構造こそが私の中の「メタ」の実態なのだと思います。そういう意味で、画家としての自分の歴史のメタ構造として、M.Fを作りたいと思っています。(この「メタ」の使い方は、メタバースにおけるそれとは大きく異なる可能性があることは漠然と理解していますが、ここでは私なりの解釈を優先しています)

これを読んでいる方の多くは、私の画家としての経歴をご存じないと思います。私は日本人で、アーティストで、29歳のときからプロとして作品を作っています。自分の死後、作品の価値を少しでも長く有効に保てるかどうか、そのことだけを考えて作品を作り続けています。
以下、私のアーティストとしての過去と、なぜM.F.を作ろうと思ったかを説明します。

はじめに 17歳くらいのとき。
漠然と絵を描くのが好きで、本当は漫画家かアニメ作家になりたいと思っていたバカな高校生でした。でも、マンガを描く才能があるわけでもなく、底辺の高校で学年550人中530〜540番くらいに位置するくらいバカだったんです。普通の大学に行くほど頭も良くなかったので、絵の試験だけで入れる美術大学に行くことにしました。さらに、各学科の中で比較的倍率が低かった日本画科を選びました。(ちなみに当時、一番人気があったのは油絵学科で、定員の65倍もの応募があり、合格者は天才扱いされました デザイン科は55倍、日本画は定員に対して25人程度…まあ、当時も難関でしたが、比率は各学科の中で一番低かったですね)

日本画コースで学ぶ画題は、「雪月花」や「花鳥風月」など、伝統的な自然美を題材にしたものです。私自身、花が好きでしたので、花についていろいろと勉強し、現在の皆さんご存知の花文字の絵につながったのです。
日本の歴史画の世界にいた私は、26歳の時に西洋の現代美術の世界に目覚めます。ちょうどニューヨークでニューペインティング(アメリカの新表現主義)の一大ブームが起きていた頃です。そこで、東京からニューヨークに移り住み、現代美術のアーティストになったのです。

今回、私はニューヨークスタイルの現代美術の世界から、メタヴァースの世界へと大きく舵を切ることになりました。私がメタバースに目覚めたのは、パンデミック元年の2020年の夏、子供たちの『あつまれ どうぶつの森』との関わり方を見たときです。 ある日、もう会えない学校の友達とZoomで話しながら、ゲーム内の花火を見て、「きれいだね」と心底感心していたそうです。小さなゲームの画面でも、この子たちは美しいと感じることができるのだと、価値観の変化を実感しました。
それは、26歳のときに初めて現代美術に出会い、目に見えるものとコンセプトの間に常にギャップがあることに衝撃を受け、そのギャップの背景を理解すると、作品がまったく別の表情を見せることに気づいたときの体験と似ています。思わず唸りたくなるような感動に震えました。

そして、その感覚の勢いに乗って、2021年3月31日からOpenSeaで「Murakami.Flowers」という108枚の画像の公開を開始したのです。しかし、NFTの世界を知るにつれ、全く準備不足であったことに気づき、4月11日に販売を取りやめました。実際にNFTを販売したわけではありませんが、この行動をきっかけに、その後、オークションや新しいNFTのプロジェクトに参加しないかという誘いを何度も受けましたが、ほぼすべてお断りしました。その理由は、オークションでのNFTアートへの関心が数字ゲームにのみ集中しているように思えたことと、私自身がNFTの創造性よりも市場の動向を過度に気にしていることに気づいたからです。そこで、まず深呼吸をして頭を冷やすことにしました。

すると、RTFKTから実にさりげなくコラボレーションのお誘いがありました。若い人たちから、メタバースについていろいろと学べそうだと思ったのです。そして、彼らのスニーカーに対する純粋な愛情はとても強く、信頼できると思ったので、お誘いを受けました。
一方、私の会社では、ゲームの世界に没頭するために、たまごっち風の携帯ゲームを開発したり、M.F.のための独自のスマートコントラクトを準備したりしています。
2021年11月にRTFKTとのクローンXプロジェクトがリリースされ、現時点でもその反響の大きさに驚いているところです。

そして今回、2022年の寅年にM.Fをリリースすることになりました。
干支は、鼠、丑、寅、卯、辰、巳、馬、羊、猿、酉、戌、亥の12支です。私は寅年生まれで、人生で5回目の干支が回ってきたことになり、今年で60歳ということになります。

普通、60歳というのは人生の最終段階なのかもしれませんが、先ほども言ったように、私の作品は私が死んでからそのメカニズムが動き出すように設計されています。ですから、まさにここがスタートラインなんです。

MURAKAMI.FLOWERS(村上フラワー)

そして、上の図はそんな世界観を意味するものです。
日本の霊峰富士の裾野に桜が咲き乱れている光景を、デジタルの世界で再現してみたのです。M.F.と共に、私の様々な肩書きや事業がデジタルワールドに再構築される未来の仮想空間を妄想してみたのです。

A Bridge Between

2022年12月には、液晶モニターを使った携帯ゲームを発売する予定です。また、オンラインゲームやデジタルゲームの開発・制作にも着手する予定です。
また、先ほどお話した、リアルなアートコミュニティでのイベントも活発化させる予定です。M.Fは、世界中のアートスペースでの展覧会にも広がっていくと思います。

Ecosystem

アートの世界は、株や商品とは全く異なるエコシステムで動いています。それ自体が巨大なスケールを持つ文化の総合体であり、マーケットプレイスなのです。すでにNFTのアートを取引し、DAOのような世界観で動いているのだから、NFTやDAOの世界に住む人たちと結びつけることが、M.Fの使命だと思うのです。

Physical World

東京・中野にある村上さんのファッションアイテム店「となりのジンガロ」でのスタッフ写真。

M.F.をプロデュースするカイカイキキは、これまで絵画、彫刻、CGI実写映画、TVシリーズ風アニメーションなどの現実世界での作品制作や、有名・有力ブランドやミュージシャンとのコラボレーションによる高級ファッションや音楽業界の世界での活動も行ってきました。この世界観とデジタルワールドの橋渡しをテーマに作品を制作していきたいと考えています。

Murakami.Flowers購入方法

現時点で詳細が確認できる入手方法は2つ。

  • WLでの優先的な購入
  • 抽選による一般販売

以下で詳しく解説していきます。

WLでの優先的な購入

  • 対象:CloneX,Murakami Dripホルダー
  • 価格: 0.0727ETH
  • 購入期限:4/1 12:00

確実に入手するためには、Clone X with Murakami Dripをあらかじめ持っている必要があります。

しかし、現時点でスナップショットは終わっているため、この段階で持ってない方は次の「抽選による一般販売」に望みを託しましょう。

ホワイトリストは、RTFKTのClone X with Murakami Dripをお持ちの方を中心に構成され、その数は3,000名にのぼります。また、村上製作所関連のホワイトリストが500件、フレンズ&ファミリーが500件となります。ホワイトリストとフレンズ&ファミリーを合わせて、4,000個を用意する予定です。(ホワイトリストとフレンズ&ファミリーの分配後の未受領分は、公売で提供します)。

抽選による一般販売

  • 販売方法:抽選販売
  • 公式サイトからwalletアドレス登録で応募
  • 価格: 0.108 ETH
  • 受付期限:4/5 12:00

著名なアーティストの方が満を持して発表されただけあって前評判も高く、入手は困難であることが予想されます。

抽選に参加するためには仮想通貨ウォレットが必要になります。
ウォレットの作り方については詳しくは【NFT】メタマスクの設定方法を画像付きで解説!をご覧ください。

公式サイトにアクセス

https://murakamiflowers.kaikaikiki.com/register/new

Murakami.Flowersを購入するための抽選登録はこちらです。
一般販売は抽選で行われます。
下記の抽選に参加し、購入権を獲得してください。下記よりメールアドレスをご登録いただくと、ご登録いただいたメールアドレス宛に登録フォームが送信されます。メタマスク番号など、抽選に参加するために必要な情報をご登録ください。

メールアドレスの入力

アカウント登録

なお、抽選のために登録した情報は、登録したメールアドレスに送信されるログイン画面から編集することが可能です。登録情報の入力内容を変更したい場合は、再登録ではなく、管理画面から行ってください。
Murakami.Flowerは、ご登録いただいたMetaMaskウォレットでのみ購入可能です。

OpenSeaの二次流通

STEP
暗号資産取引所で口座解説

Murakami.Flowerを購入するには、仮想通貨を入手する必要があります。

仮想通貨を購入するなら、国内取引所ならコインチェック、海外取引所ならバイナンスがオススメです。

>>コインチェックで口座解説する

>>バイナンスで口座解説する

STEP
メタマスクの設定

仮想通貨の入出金やNFTの購入には専用のお財布(ウォレット)が必要です。

詳しい解説は【NFT】メタマスクの設定方法を画像付きで解説!【送金方法も合わせて解説】をご覧ください。

NFT大全
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Murakami.Flowersに関するよくある質問

Murakami.Flowersとは?

アーティスト村上隆の代表的な作品である花を、1970年代に制作された日本のテレビゲームをイメージしたドット絵で表現した作品。

Murakami.Flowersの発行数は?

108の背景と花の色の組み合わせで1つのフィールドを構成し、108のフィールドが存在します。各フィールドには108枚の花の画像があり、合計で11,664枚(108×108)の花の画像があります。

Murakami.Flowersのミント価格は?

1.08ETH

Murakami.Flowersの入手方法は?

OpenSeaの二次流通で入手することができます。

詳しくはNFTの始め方を分かりやすく完全解説!で解説しているのでそちらをご覧ください。

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