- NFTをこれから始めたいけど、自分の絵はいくらぐらいで売れるんだろう
- 出来るだけ高く売りたいけど、売れ残るのは嫌だな…
- 最初はやっぱり安い方がいいの?
今回はこのような悩みに答えていきます。
- NFTの値段設定の考え方
- NFTの販売戦略の本質
- NFTを売る前に行動すべきこと
NFTを初出品する際に誰もが悩むのが値段設定。
トップクリエイターさんの値段をみて、自分の作品もこれくらいかな…と値付けした作品が売れなかったら挫折してしまいますよね。
そこで今回は値段設定をする際に気をつけるべきことと考え方について紹介していきます。
この記事を書いている僕は実際にNFT作品を購入しています。また将来的にはNFT作品の出品を考えています。
そのためコレクター目線で分析した内容なので、一読の価値があると思います。
NFTを売る際の値段設定の考え方
→とにかく販売実績を作ること!
これにつきます。
NFTの販売を始めたばかりの段階では、コレクション自体の認知度が低いため、なかなか買ってもらうことができません。
そのため、初めの作品はコレクションの将来に期待してある意味投機的に買ってくださる方に「格安で買えた!」と喜んでもらえるようなマーケティングが必要になります
(あくまで持論。僕が運営するときはこうするよという話です)
画力やイラストレーターとしての地名度にもよりますが、始めは0.01ETH未満の価格で売り出すのがいいのかなと思います。
「この画力の絵がこの価格で買えるの?!」と思ってもらえたらしめたもの。
噂が噂を呼び、少しずつ認知が広がっていきます。
参考までに価格帯ごとに僕の好きな日本のクリエイターさんのイラストを紹介していきます。
気になるクリエイターさんがいたら、コレクションページからTwitterに飛べるので、ぜひ一度覗いてみてください。
※価格情報は2022/01/23現在のものです。
〜0.009ETHの価格帯のNFT

0.01ETH〜の価格帯のNFT


0.03〜0.06ETHの価格帯のNFT

0.07〜0.1ETHの価格帯のNFT

0.1ETH〜の価格帯のNFT



こちらのコレクションは僕も一点保有しています。
1ETH〜の価格帯のNFT

NFTの販売戦略の本質
- いかにして「クリック戦争」をおこすか
- いかにして「クリック戦争」を維持したまま、値段をあげるか
ここが重要なポイントです
NFT販売は「クリック戦争」が分水嶺
NFTをいかにして売るか、というのはマーケティングの問題に帰着します。
①のクリック戦争とは、NFT作品の販売時刻があらかじめアナウンスされていて、その時刻に購入希望者が殺到する現象のことです。
クリック戦争が起こるとTwitterなどでも作品が人気であることがアピールできるので、ここまで行けばNFTクリエイターとしてポジションが取れると思います。
しかし、日本においてはまだNFTを購入できるだけのリテラシーを持った人はあまり多くありません。
そのため、供給量を間違えると需要と釣り合わず売れ残りや値下げに繋がってしまいます。
(特にNFT関係のフォロワーが少ない人はなおさらです。)
NFT出品時のよくある疑問
NFT出品はETHチェーン?それともpolygonチェーン?
初出品の方はpolygonがオススメ
(ただし、諸説あり)
僕個人としては
- ガス代がかからない
- Open Seaの操作に慣れる
の二つの観点からポリゴンをオススメします。
ガス代とは、ETHチェーンを使用する際の手数料のようなもの。
polygonの場合、このガス代がかからないため、お試しでやってみてうまくいかないなら撤退、という選択肢が取りやすい。
また、初心者の方はそもそもOpen Sea利用時にどのタイミングでガス代がかかるのか説明を読んでもよく分からないため、気をつけようがありません。
まずはOpen Seaの操作に慣れる意味でもpolygonがオススメです。
polygonなら万が一失敗してもガス代はかかりません。
ETHチェーンの場合、ガス代より低い金額で出品しても大丈夫?
将来性を感じる作品なら買います
これは僕個人の意見なので参考までに。
コレクション立ち上げ初期にはよくみられるので、あまり気にしなくても良いと思います。
NFTを売る前に行動すべきこと
値段設定を考えるのも大事ですが、まずは認知拡大が優先です。
具体的には下記の通り。
- Twitterのフォロワーを増やす
- giveaway
- NFT作品を購入してみる
Twitterのフォロワーを増やす
作品を売るためには購買力のあるNFTのコレクター層にリーチを拡大する必要があります。
もともとNFT界隈で活動していた人が出品を始める際はいざ知らず、イラスト活動をしていた人がいきなりNFTを出品すると売れないことがほとんどです。
そもそもNFTを購入出来る人はどんな層の人かを一度考えてみると良いでしょう。
NFTの売買には仮想通貨を決済手段として用います。そのため、たとえあなたのイラストのファンだとしても、仮想通貨を触ったことがなければNFT作品を購入するのには高いハードルがあるのです。
注意点は既存のファンから反感を買う場合があることです。
「NFTは怪しい」で思考停止している人は自分の好きなものがNFTに参入することを叩く風潮が見受けられます。
現にもともとイラストをSNSでアップしていたクリエイターさんたちはみなそれぞれNFT用のアカウントを作って交流しています。
おにぎりまん→おちゃづけまん


Yoshioka→裏ヨシオカ


実は僕もこの点に関しては失敗したかも…と思う部分もあります。詳しいことは〜の記事にまとめたので併せてどうぞ。
(内部リンク)
NFT用にSNSアカウントは分けるべき?【結論:分けた方がいいかも】(現在執筆中)
giveawayをやってみる
giveawayとはNFT作品を無料で配布する企画のことです。
この企画の特徴は無料で参加のハードルが低いことから、積極的に参加者が集まり、ツイート、フォロワーが伸びやすいことです。
コレクション立ち上げ初期の初動の起爆剤になるのでこれから始める方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
詳しくは【NFTが無料?!】giveaway(ギブアウェイ)のやり方・もらい方【準備するもの・注意点を解説】で詳しく解説しています。
https://nft-encyclopedia.site/giveaway/NFT作品を購入してみる
「NFTをやってみたい…!」
そう思ってる方の中には意外と自分ではNFTを実際に購入したことのない方がいます。
そういった方がいきなりNFTを始めてしまうと、空気感が読めない、横のつながりが作れないなど色々苦労することもあります。
かくいう僕も作品を購入したことでそのクリエイターさんとは以前よりずっと仲良くなることができました。
買ったことのない人には是非一度買ってみるのがオススメです。
詳しくはNFTの始め方を分かりやすく完全解説!が詳しいのでよければご覧ください。